キプロス事実上の破綻で学ぶべき事
欧州経済危機の波は、税率の低い国として知られる
キプロス共和国の経済に大きな影響を与えました。
そして、今回ニュースで報道された内容としては、
IMF(国際通貨基金)とEU(欧州連合)から支援条件として、
キプロス国内すべての預金封鎖ということになってしまいました。
そして何より驚くことは、預金額1割強制課税です。
キプロスで預金をしている方は、預金を引き出せないほか
預金額から一律10%引かれてしまうというもので、
FXブローカーなどの楽園としても知られるキプロス共和国なだけに、
かなりのお金が動く事態になりそうです。
ちなみに預金1割課税の額は日本円で、約7200億円とも言われています。
キプロス共和国の事だから日本人はあまり関係ないだろうと
思っている方もいるかもしれませんが、
日本でもそこそこ有名なFXブローカーがキプロス共和国に拠点をおきているため、
まんざら関係ないともいえないのが現状です。
バイナリーオプションで日本人を勧誘しているSmart Option(スマートオプション)、
TFI Markets、MARKETS.com、XEMarketsなど海外ブローカーを使っている方は注意したほうがよさそうです。
キプロスに拠点を置くFXブローカーを利用している日本人の方は、
問い合わせなどをして預けている資産の影響をしっかりと確認する必要がありそうです。
現在言われていることは、
ブローカーがキプロス国内の銀行で信託保全している場合、
他の海外ブローカーがキプロス国内の銀行で信託保全している場合は、
資産に影響を受ける可能性が十分あります。
当然、何かしらの通知メールが決定次第来るとは思いますが、
こういった国レベルでの預金封鎖や課税は、普段考えていない投資家も多いので、
突然のニュースに驚いている方も多いかもしれません。
キプロスに拠点を置く日本でも有名なFXブローカーをピックアップしています。
ぜひ参考にされてみてください。
◆TFI FX
まだ抜けはあると思いますが、
それになりに知られているFXブローカーの数だけでも結構あります。
かなり利益を出している方であれば、
なんとか割り切ることが出来るかもしれませんが、
結構な資金を新規入金している方などは「たまったものではない」かもしれません。
当てになるかどうかはわかりませんが、
顧客資金を100%保全と謳っているブローカーもいくつかありますので、
そのあたりはしっかり確認を取って、やはりリスク管理を徹底的に行っておかなければいけませんね。
まだキプロス問題も始まったばかりで、
今後何が起こるのか想像もつかない状態です。
一つの出来事が連鎖して大きなことになるため、細心の注意が必要になってきますね。
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