コンテンツ
トレード学習用システムとして公開されたプライス・ストラクチャーFXを検証

プライス・ストラクチャーFXを販売する合同会社PATHFINDERは、FXバックドラフトPROなど大ヒット商材を出している会社で、かなりシステムに精通した方が携わっています。
今回販売されたプライス・ストラクチャーFXは、単なる売買シグナルを出すシステム販売という目的ではなく、トレード学習用システムという位置づけで販売されています。
ブログ読者の方から検証依頼メールを頂いていましたが、前回のFXバックドラフトPROのような単純に売買サインを出すシステムであれば購入する気はありませんでしたが、トレード学習用システムだということを知り、どのようなものか気になり購入してみました。
プライス・ストラクチャーFXのコンテンツ内容
プライス・ストラクチャーFXを購入してダウンロードすると、パスワードなどが記載されたメモ帳、242ページのPDFマニュアル、インジケーターやテンプレートが入ったファイルの3つがあります。

■プライス・ストラクチャーFXのマニュアルを読んだ感想
PDFマニュアルでは、単純にプライス・ストラクチャーFXのチャート設定方法や、使い方だけを解説したというものではなく、システムを開発した経緯やFXトレードの基本知識などボリューム感ある内容となっています。
ノウハウとしては役立つ事を豊富に散りばめてくれているのですが、ひと通り読み進めていくと、まとまりが悪く読みにくいというのが正直な感想です。
ただ、プライス・ストラクチャーFXの戦略や開発者のシステムに対する意図が詳しく図を使って解説されていて、どのようにシステムを使っていけばいいのかがよく理解できました。
プライス・ストラクチャーFXのチャート設定と使い方
チャートへの設定は、MT4へインジケーターやテンプレートをファイルへ入れてしまえば、表示したい通貨ペアを開いてテンプレートを選択すればすぐに表示されます。

プライス・ストラクチャーFXのシステムですが、
通貨ペアは特に縛りはなく、時間足に関しては5分足と15分足を推奨しています。
購入者に割り当てられたパスワードをインジケーターに入力しないと売買サインが表示されない仕組みになっており、コレは過去に販売されていたFXバックドラフトPROも同様でしたが、不正使用をかなり警戒しているようです。
通貨別に4つのチャートを開いて、プライス・ストラクチャーFXを設定しようとしたのですが、何度もMT4がフリーズして検証前からかなり手こずりました。
■プライス・ストラクチャーFXのチャートに表示されるもの。
・売買サイン
・パワーボール
・タイムカウンター
・ボリンジャーバンド
・ストラクチャーキャンドル
・ATRによるターゲットとストップを表示
■プライス・ストラクチャーFXの基本ルール
1,チャートの青もしくは赤の売買サインが表示され女性のアナウンスが流れる。
(この状態はあくまでセットアップ)
2,パワーボールの同色2個以上を確認。
3,タイミングカウンターが20以下を確認。
(5分足の場合は数値が20以下、15分足の場合は数値が60以下)
4,レートがボリンジャーバンドの3σに達していない事。
上記のエントリー条件が揃えば、基本的に取引は可能。
リスクリワードは基本1:2となっています。
マニュアルでは、上記の基本ルールをベースにプライスアクションパターン(一部)なども紹介されています。
プライス・ストラクチャーFXでは、高度なフィルターというものは一切使用されておらずシンプルに加速度トレンドを狙うシステムとして設計されています。
その為、メリットとしては動意の強いトレンド相場では短時間で利益を獲得しやすいのですが、デメリットとしてはダマシとなるサインも多いように感じています。
プライス・ストラクチャーFXを実践で検証した感想
実際にプライスストラクチャーを使ってみると、確かにボラティリティの高いトレンド相場では、サインが連発して短時間で利益を出しやすいシステムです。

しかし、メリットばかりでなく逆にシステムが持つ加速度トレンドのサインが裏目に出る相場もあるのは事実です。

マニュアルにも高度なフィルターを使用していないというような事が書かれていたように、単純にルール条件が揃ったからといって裁量も入れずにトレードできるシステムではないように感じています。
トレード学習用システムという事なので、当然かもしれませんが。
それとセットアップ(青か赤色のサインが出て、女性がアナウンスする)の段階で、早めにエントリーをするとローソク足が確定前に思惑と逆に動いた時にはシグナルが消えてしまうケースがあります。
わかりにくい方もいるかもしれませんので動画に収録しています。
サインが確定後にエントリーするのか、サインが確定前にエントリーするのかは相場状況にもよりますので難しい判断になりますが、販売ページではサイン確定前にエントリーをしているようなキャプチャー画像がいくつも貼り付けられています。
どちらがいいのかは購入者の判断になりますが、私がプライス・ストラクチャーFXを実践で使ってみて感じたことは「難しい・使いづらい」というのが正直な感想です。
プライス・ストラクチャーFXの総評
このシステムに関しては、販売者の目的がトレード学習用システムという事なので、「稼げる」「稼げない」という評価は違うように感じます。
加速度的トレンドを狙った相場でのトレンド初動を捉えていく裁量練習システムとして考えれば、購入する価値はあるのかもしれませんが、単純に売買シグナルを見て何も考えずに無裁量でトレードしたい方には適さないFX商材だと思います。
使う目的によって、裁量のスキルアップに繋がる人もいれば、必要なかったという人もいると思いますので、購入者によって判断が明確にわかれる商材です。
当ブログでプライス・ストラクチャーFXを検証した評価としては、
使い方次第という評価にさせていただきます。
コメントを残す